仕事と介護の両立がつらいと感じたときに知っておきたいこと

仕事と介護の両立

はじめに

仕事をしながら介護を続けるのは、想像以上に大変です。
毎日の仕事に加えて、食事の準備や見守り、体調管理などが重なると、心にも体にも余裕がなくなってしまいます。

「ちゃんとしないといけない」
そう思うほど、どんどん苦しくなっていきます。

この記事では、仕事と介護を両立する中で感じやすい悩みと、少しでも負担を軽くするための考え方や具体的な方法をまとめています。

仕事と介護の両立がつらくなる理由

① 時間が足りない

仕事が終わって帰宅してからも、介護は続きます。
休む時間が取れず、常に「やること」に追われてしまいます。

② 精神的な負担が大きい

  • 嚥下や病状悪化で「食べてくれない、飲まない」                  
  • 激やせや皮膚状態が悪化「体調が心配」
  • 介護は正解がない「これで合っているのか分からない」                   

介護は体力だけでなく、気持ちの負担も大きいです。
終わりが見えない不安や、「これでいいのか」という迷いが続きます。

③ 自分の時間がなくなる

趣味や休息の時間が減り、気づけば心も疲れ切ってしまいます。

無理を続けるとどうなるか

  • イライラしやすくなり夜眠れない状態など
  • これから先の不安(お金の悩みなど)
  • 介護そのものが嫌になったり
  • 体調を崩したり
  • 仕事効率が下がる

といった状態になりやすくなります。                            最悪の場合、共倒れになることもあります。

両立を続けるために大切な考え方

完璧を目指さないこと

毎日食事など負担がかかることは手を抜くこと。弁当や菓子パンに頼ってもいいと思う。
「続けられること」を優先することが大切です。

頼れるものは頼る

介護は一人で抱え込むと辛くなりほんとに大変です。
サービスや周りの力を使うことも大事な選択肢です。介護サービスや障害福祉サービスなど利用できるものは利用する。

介護の中で最も大変なのは、日常の基本的動作だと思っています。              食事・排泄・清潔の保持。
この3つが整ってこそ、体調や気力の維持につながると思っています。

どれか一つでも崩れると、体調だけでなく、生活全体にも影響が出てしまいます。          だからこそ、この基本を無理なく続けられる環境を整えることが大切だと感じています。

そして、この基本を「家族で抱える」のか「チームで支える」のかで、大きく変わってきます。

在宅での看取りは「チームワーク」で支えるものとなる

介護を続けていると、いずれ「看取り」という場面に向き合います。

看取りは、家族だけで抱えるものではなく
在宅での看取りは医師・看護師・介護士など、関わる人すべてで支える「チームワーク」になります。

チームで支えるとどうなるか

介護をチームで行うことで、それぞれの負担が分散されます。

  1. 医師・治療の事を決めて支えていく役割があります。
  2. 薬剤師・薬で困らないように一緒に考える役割があります。
  3. 看護師・毎日の体調の状態をみて支える役割があります。
  4. リハビリ職・少しでも楽に日常を動けるように支える役割があります。
  5. 介護職・食事や排泄などの日常生活を支える役割があります。
  6. 管理栄養士・その人に合った食事で体を支える役割があります。

それぞれ専門的に関わることで、無理なく続けられる形になり、一人で対応していると、体調や疲れによってケアにムラが出てしまうこともあります。

しかしチームで関わることで、
一定の質を保ちながら安定したケアができるようになります。

ただその一方で、実際の現場ではすべてが理想通りにいくわけではありません。

家族で介護をしていると、日々の疲れが積み重なり、心にも余裕がなくなっていきます。
そんな中で、訪問のスタッフの方が支援が入ることは本来助けになるはずですが、
「来客がある」というだけでストレスになることもありました。

また、「やってほしいことが十分に行われていない」と感じる場面もあり、
親がまだ話せた頃に「トイレに連れて行ってもらえなかった」と話していたこともあります。
この言葉はとても重く、私はそれが事実だったのではないかと感じています。         なぜなら、もともと頻繁にトイレを訴えるような人ではなかったからです。

さらに、小さな違和感が続く中で、
ヘルパー利用開始後に少しずつ日常生活動作(ADL)の低下も感じるようになりました。

もちろん体調や病状の影響もあるとは思いますが、
できることまで手を出してしまっていないか
本人の動く機会が減ってしまっていないか
と、不安に感じることもありました。

介護は制度だけでなく、人との関係で成り立つものでもあります。
だからこそ、違和感や不安を感じたときは、遠慮せずに伝えたり、
環境を見直すことも大切だと思いました。

その負担が分散されることで、
家族の「やらないといけない」というプレッシャーが減り、
本人と向き合う時間や気持ちの余裕が生まれてきます。

そうした余裕があることで、違和感や不安を感じたときにも、
遠慮せずに伝えやすくなります。

その結果として、家族と関わってくれてるスタッフさんの間でも、
お互いにとってより良い関係性が築けるのではないかと感じています。

結果として

私達家族は両親がチームワークのおかげで、食事・排泄・清潔の3つが無理なく整うことで、
体調だけでなく、子供たちの気持ちが安定にもつながっていました。

家族で抱え込まず、チームで支えることが、
長く続けられる介護につながると思っています。

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