介護で何が一番大変だったかと聞かれたら、
私は迷わず「食事」と答えます。
毎日のことなので、休みがありません。
何を作ればいいのか、どうしたら食べてくれるのか。
それを考えるだけで、気持ちが重くなる日もありました。
刻み食からミキサー食まで、
できることは一通りやったと思います。
でも、ミキサー食はあまり好きじゃなかったようで、
ほとんど食べてくれないこともありました。
比較的よく食べてくれたのは、
おかゆの汁だけだったり、
里芋をすりつぶしたものだったりしました。
形がなくなりすぎるとダメで、
でも固形だと食べられない。
その加減が、本当に難しかったです。
試行錯誤の中で、
一番うまくいったのが、
刻みにした食事の上から、
出汁やお湯にとろみをつけてかける方法でした。
刻みすぎず、
「食べている感じ」は残しながら、
とろみをつけることで飲み込みやすくなる。
うちでは、この方法が一番しっくりきました。
それでも、毎日の食事を考えるのは本当につらくて、
「全部自分でやらなくてもいい」と
初めて思えた日がありました。
塩分の制限がかかっている人は仕方ないとしても、
制限がない人なら、
食事はもっと自由でいいのかもしれない。
そんなふうに思うようになりました。
食べたいものを食べてもらうことは、
本人にとって大切なことだと
思うようになりました。
介護されている側にとって、
食事はきっと、
一日の中でとても大きな楽しみの一つ。
正解かどうかは分かりません。
でも、食べる時間が少しでも楽しみになるなら、
それも一つの介護の形なのかもしれない。
今は、そう思っています。



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