介護現場で学んだ、声かけひとつで空気が変わる瞬間

声かけの工夫

声かけひとつで、空気が変わることがある

介護をしていると、
「何を言うか」よりも
「どう声をかけるか」で、
相手の反応がまったく変わることがあります。

同じ内容でも、
伝え方ひとつで
穏やかにもなれば、
一気に険悪になることもある。

それを、何度も経験してきました。


「やって」よりも「一緒に」

以前の私は、
つい効率を優先してしまい、

「早くしてちょうだい」
「先にこれやって下さい」

そんな言い方をしてしまうことがありました。

でも、その言葉に返ってくるのは、
無言だったり、
不機嫌な態度だったり。

そこで、
言い方を少しだけ変えてみました。

「一緒にやろうか」
「ここまで一緒にやってみようか」

それだけで、
相手の表情がやわらぐことがありました。


否定しない声かけを意識する

介護の場面では、
つい「違う」「ダメ」「それじゃない」と
否定の言葉が出てしまいがちです。

でも、
一度否定されると、
相手はそれ以上、
動かなくなることがあります。

そんな時は、

「そう思ったんだね」
「そういう考えもあるよね」

一度、受け止める。

そのあとで、
「じゃあ、こうしてみるのはどうかな」
と続けると、
話を聞いてもらえることが多くなりました。


正解を求めすぎない

声かけに、
これが正解、というものはありません。

同じ言葉でも、
その日の体調や気分で、
反応はまったく違います。

うまくいかない日があっても、
「今日はダメな日だった」
それだけでいい。

声かけがうまくいかなかったからといって、
自分を責める必要はないと思っています。


それでも伝えたい気持ちがあるから

介護をしていると、
言葉を選ぶことに、
疲れてしまうこともあります。

それでも、
声をかけ続けるのは、
相手を思う気持ちがあるから。

完璧じゃなくていい。
上手じゃなくてもいい。

その人なりの言葉で、
その人なりの距離感で。

声かけは、
関わりをあきらめないための手段なんだと、
今はそう思っています。

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