デイサービスで交わされた、思わぬ一言

やってよかったこと

デイサービスに通い始めて、
少しずつ日常が落ち着いてきた頃のことです。

少しずつ環境にも慣れてきて、
職員さんとの何気ない会話が増えてきた時期でした。

そんなある日、
体格の話になったそうです。

職員さんが
「私もけっこう大柄だからさ〜」
と、何気なく話したところ、

父が急に、ちょっと得意そうにこう言ったそうです。

「うちにも女子プロがいるよ」

一瞬、何の話だろう?と思ったそうですが、
父が言っていたのは 次女のこと

もちろん本物の女子プロレスラーではありません。
でも父の中では、
それくらい頼もしくて、強い存在だったんだと思います。

父なりのユーモアと、家族への誇り

その話を聞いた時、
思わず笑ってしまいました。

でも同時に、
父らしいな、とも思いました。

直接「ありがとう」とか
「助かっている」とは言わない人でしたが、
こんな形で家族のことを話していたんだな、と。

デイサービスという外の場所で、
家のことを話し、
娘のことを“女子プロ”なんて表現するあたりに、
父なりのユーモアと、
小さな誇りのようなものを感じました。

こんな何気ない話も、大切な思い出

介護の記憶というと、
どうしても大変だったことや、
苦しかった場面が浮かびがちですが、

こういう、
くすっと笑えるような出来事も、
確かにそこにありました。

今思えば、
あの一言も、
父が元気だった証のひとつだったのかもしれません。

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